ティエリー・デデュー作 まよなかのたたかい

夜、寝室で気持ちよくねていると、なぜか意識が浮上してくる・・・かゆいのだ。明かりをつけてわかったのは、今は午前１時過ぎだということ。そして塗り薬は居間の薬箱の中だということだ。

かゆみのもとを見てみる。手の人差し指と中指の間、膝の裏、耳たぶ……
そこでわかったことは、しばらくは寝れないということだ。そんな蚊に刺されるというどこでもされでもおこる日常を、なんでもない日常を面白くえがいています。

夏の夜にくりひろげる主人公と蚊との戦いを、楽しんでください。

この絵本は小学校１年生の読み聞かせの時に読みました。
爆笑する本ではありませんが、子供たちは本に引き込まれ真剣に見てくれます。

私の読み方ですが、読む前に子供達と言葉のキャッチボールを楽しみます。

「蚊に刺されたことある人～？」そうすると手が沢山あがります。

などなど、蚊に刺されたエピソードを子供達に聞いた後に

「じゃあ、蚊とのたたかいを見てみよう～」と読み始めます。

他の方の感想

 耳元でのプ～ン
ベッドのはしにとまっているのを見つけても そのまんま。あなたはなさけぶかいひと。
ほら、あいつが「ありがとう」だって。
あぁ、そのやさしさが運のつき。
寝られない、真夜中の蚊。耳元でプ～ン。

目の前を飛べばパチンとするかもしれないけど、あくせく叩くことはない蚊。あの時やっておけばと、夜中に後悔し寝不足の朝を迎えることもしばしば。
すっごくわかる、この話。海外のお話とは思えぬ。
夜中の攻防が、スパイ映画のように展開していきます。最後に勝つのはアイツかオレか。
娘も身に覚えがあるらしく、かなりおもしろがって聞いていました。
誰でも経験のあることだけにウケますよ～。
（てぃんく　てぃんくさん　30代・京都府八幡市　　女５歳）

引用元：https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=14859&spf=1